産業衛生技術部会について

産業衛生技術部会は,平成13年4月,高知で開催された日本産業衛生学会総会において産業医部会,産業看護部会に次ぐ専門部会として承認されました。

当部会は日本産業衛生学会の会員が産業衛生のあらゆる分野での資質向上に努める際,特に技術的側面に焦点を合わせて互いに切磋琢磨・ 支援できるような共通の場として設けられました。 産業衛生技術系会員相互の意見・技術交流はもちろん,活動指針の検討や他の部会と連携した総合的な産業衛生活動の円滑な推進発展も,部会活動の目的にしています。 そして,設立総会において開催した「日本版インダストリアルハイジニストの養成」というシンポジウムでも討論されたように,働く環境や状況について単に作業環境測定や曝露測定を行うのみならず,総合的な視野をもって職場環境の評価・改善・管理を行える人材が わが国において育つことを目指しています。

当部会では,わが国で行ってきた労働衛生工学の各課題はもとより,欧米のインダストリアルハイジーンで扱う課題まで広く網羅し,労働衛生の国際化にも対応できるテキスト『産業衛生技術入門』(中央労働災害防止協会発行)を編集しました。 このテキストは,総合的な視野をもって職場環境の評価・改善・管理を行える人材がわが国でも育って欲しいという期待を込め,当部会員が担当して『産業衛生学雑誌』に連載した講座「産業衛生技術」の改訂総集編です。

産業衛生技術部会では産業衛生の重きをなす作業環境管理,作業管理を中心とした幅広い活動をしている産業衛生技術者が,その専門性をより高めていくための情報を発信しています。その他,当部会の活動状況についても随時,ホームページで紹介しています。

当部会への入会は,日本産業衛生学会の会員ならばどなたでも可能です。日本産業衛生学会の会費以外の会費はかかりません。 多くの日本産業衛生学会員がこの産業衛生技術部会へ参加されることを期待します。産業医や産業看護,産業歯科保健の先生方も是非,部会の趣旨に賛同頂き,参加を歓迎いたします。

産業衛生技術部会への入会方法

当部会の規程をお読みいただいた上で,入会申込書(Word形式PDF形式)を下記宛にお送りください。 参加申し込みをされた方へは後ほど電子メールにてご案内をさしあげます。

日本産業衛生学会の会員でない方は,先に日本産業衛生学会の入会手続きをお済ませの上,ご入会ください。

なお,パンフレットはこちらからダウンロードできます(PDF)。

送付先
〒160-0022 東京都新宿区1-29-8 公衛ビル内
日本産業衛生学会事務局(部会事務局)
TEL: 03-3356-1536 FAX: 03-5362-3746
E-Mail: sanei.4bukai@nifty.com

日本産業衛生学会産業衛生技術部会規程

第一章 総則

(産業衛生技術部会の設置および規程)
第1条 学会定款第48条及び「部会に関する細則」(平成25年3月1日制定)により、公益社団法人日本産業衛生学会内に産業衛生技術部会(以下本部会という)を設置し、この規程により運営する。なお、本部会の英語名をOccupational Hygiene & Ergonomicsとする。
(本部会の目的)
第2条 本部会は、産業衛生分野における諸技術の向上、発展をはかることにより、産業衛生学の進歩に資することを目的とする。
(本部会の事業)
第3条 本部会は前条の目的を達成するため、次の事業を行なう。
1. 産業衛生技術に関する研究集会の開催
2. 産業衛生技術に関する調査研究
3. 産業衛生技術に関する教育研修
4. 産業衛生技術に関する資料の収集、編纂
5. その他本部会の目的達成に必要な事業

第二章 構成および組織

(部会員)
第4条 部会員は日本産業衛生学会会員のうち、本部会の目的に賛同する者で、所定の参加手続きを終えた者とする。
(幹事会)
第5条 本部会を運営するため,幹事会をおく。
2.幹事の選任は、「部会に関する細則」に定めるところにより、理事長が委嘱する。
3.幹事の任期は2年とする。ただし再任は妨げない。
(部会長、副部会長)
第6条 部会長は幹事の推薦、副部会長は部会長の指名とし、理事長が委嘱する。

第三章 職務

(部会長、副部会長の職務)
第7条 部会長は部会を代表し、部会の会務を統括する。
2.副部会長は部会長を補佐し、部会長に事故があるときは、その職務を代行する。

部会体制について(2023~2024年度)

部会長橋本晴男(橋本安全衛生コンサルタントオフィス)
副部会長山野優子(昭和大学)
中原浩彦(NAOSHコンサルティング)
監事加藤隆康((独)労働者健康安全機構 愛知産業衛生総合支援センター)

幹事名簿(2023~24年度)

地方会氏名所属
北海道 相澤和幸公益財団法人 北海道労働保健管理協会 産業保健部
川上貴教北海道大学 安全衛生本部
東北 河合直樹河合環境コンサルタント事務所
森 洋秋田環境測定センター
関東 橋本晴男橋本安全衛生コンサルタントオフィス
山野優子昭和大学医学部
中原浩彦NAOSHコンサルティング
伊藤昭好(独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
齊藤宏之(独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
北陸甲信越 田畑正司一般財団法人 石川県予防医学協会
田村三樹夫田村労働安全衛生コンサルタント事務所
東海 榊原洋子愛知教育大学 教育学部 保健体育講座
城 憲秀中部大学 生命健康科学部 保健看護学科
中元健吾中元産業医・労働衛生コンサルタント事務所
伊藤由起名古屋市立大学 医薬学総合研究院
近畿 長見まき子関西福祉科学大
竹内靖人中央労働災害防止協会 大阪労働衛生総合センター
東 賢一近畿大学 医学部医学科 環境医学・行動科学教室
中国 田口豊郁田口労働安全衛生コンサルタント事務所
森本寛訓川崎医療福祉大学 医療福祉学部 子ども医療福祉学科
四国 浜井盟子愛媛大学医学系研究科
光吉宏司中央労働災害防止協会 中国四国安全衛生サービスセンター四国支所
九州 宮内博幸産業医科大学 産業保健学部
保利 一産業医科大学 産業保健学部
渡邉裕晃産業医科大学 産業保健学部
樋上光雄産業医科大学 産業保健学部

部会事務局(2023~24年度)

役割氏名
部会長橋本晴男
副部会長山野優子,中原浩彦
事務局長齊藤宏之
総務担当齊藤宏之(主),中村 修(副),中村憲司(副),山内武紀(副)
会計担当飯田裕貴子(主),中村 修(副)
広報担当齊藤宏之(主),貴志孝洋(副)
教育研修担当中村 修(主),川上貴教(副)
国際協力担当中原浩彦(主),飯田裕貴子(副)

企画運営委員会

企画運営委員会では,部会主催行事等の企画や,部会全体の運営を行っております。

企画運営委員(2023~24年度,五十音順)

氏名所属
青木隆昌九州工業大学
飯田裕貴子環境管理センター
牛澤浩一理化学研究所
大久保茂子昭和大学
奥田篤史株式会社富士清空工業所
加藤隆康(独)労働者健康安全機構 愛知産業衛生総合支援センター
川上貴教北海道大学
貴志孝洋筑波大学
久保田裕仁興研
齊藤宏之(独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
津田洋子帝京大学
藤間俊彦AGC株式会社
中原浩彦NAOSHコンサルティング
中村修筑波大学
中元健吾中元産業医・労働衛生コンサルタント事務所
橋本晴男橋本安全衛生コンサルタントオフィス
東久保一朗産業医科大学
山内武紀昭和大学
山野優子昭和大学

表彰委員会

本部会では,産業衛生技術の進行と発展を図ることを目的として,日本産業衛生学会産業衛生技術部会奨励賞を設けております。この賞は,初代部会長の中明賢二氏のご厚志によるものであり,中明氏の功績を讃えて通称「中明賞」とも呼ばれております。

当委員会は本賞の選考を行うために設置されております。

橋本晴男(委員長)橋本安全衛生コンサルタントオフィス
伊藤昭好労働安全衛生総合研究所
長見まき子関西福祉科学大学
保利 一産業医科大学

産業衛生技術部会奨励賞選考内規

1.設立目的
産業衛生技術部会奨励賞(以下「奨励賞」)は,産業衛生技術の分野における研究または実地活動において,価値ある業績を挙げている会員を表彰することにより,産業衛生技術の振興と奨励を図ることを目的とする。
2.受賞資格
原則として,以下の条件を満たすこと。
1) 学会会員歴が3年以上であること
2) 産業衛生技術部会員(以下「部会員」)であること。
3) 50歳以下であること。
4) 学会・各部会または研修会等で発表または論文投稿を3回以上行っていること。
3.推薦方法
会員より部会員1名以上の推薦状を付して,下記の書類を別途定める期限までに産業衛生技術部会長(以下「部会長」)に提出する。
1) 候補者の氏名,生年月日,所属,所属先住所,略歴
2) 研究・実地活動の概要
4.選考
1) 表彰委員会は部会長を委員長とし,部会員3名以上で構成する。
2) 表彰委員会は,受賞候補者を幹事会に推薦する。
3) 幹事会は委員会の推薦に基づき,顕著な活動実績があることを考慮した上で受賞者を決定する。
5.授賞
1) 受賞者数は原則として毎年2名とする。
2) 受賞者には賞状及び副賞を贈呈する。
3) 授賞は産業衛生技術部会総会にて行われる。
(附則)
この細則の変更は,部会幹事会の議決による。
(附則)
令和元年5月25日 幹事会にて承認。

幹事会・企画運営委員会の活動記録

幹事会・企画運営委員会の活動記録は,こちらをご参照ください。


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