個人ばく露測定に関する委員会について
個人ばく露の測定に関する委員会は,2012年9月に産業衛生技術部会内に設置された臨時委員会であり,個人ばく露測定の測定計画の設定方法やデータ評価方法等について議論し,部会として推奨する方法を提案する目的で活動を行った(2021年度末にて活動終了)。
委員会の構成(敬称略,所属は活動当時)
熊谷 信二(産業医科大学)中原 浩彦(EMGマーケティング合同会社)
名古屋 俊士(早稲田大学)
橋本 晴男(EMGマーケティング合同会社):委員長
保利 一(産業医科大学)
村田 克(早稲田大学):事務局
山田憲一(中央労働災害防止協会):副委員長
議事要旨
- 第1回委員会議事要旨(2012年11月7日開催)
- 第2回委員会議事要旨(2013年1月9日開催)
- 第3回委員会議事要旨(2013年2月20日開催)
- 第4回委員会議事要旨(2013年3月27日開催)
- 第5回委員会議事要旨(2013年5月28日開催)
- 第6回委員会議事要旨(2013年7月23日開催)
- 第7回委員会議事要旨(2013年8月23日開催)
- 第8回委員会議事要旨(2013年9月25日開催)
- 第9回委員会議事要旨(2013年10月31日開催)
- 第10回委員会議事要旨(2014年2月14日開催)
成果の報告
- 第15回産業衛生技術専門研修会(2012年11月24日開催)
- 第16回産業衛生技術専門研修会(2013年5月16日開催)
- 第87回日本産業衛生学会シンポジウム(2014年5月22日開催)
報告書
- 化学物質の個人ばく露測定のガイドライン(産業衛生学雑誌57巻2号, A13-A60, 2015年)
本報告書はどなたでも無償でお使いいただけますが,使用される際は下記の追加説明をご一読下さい。
- このガイドラインは,「リスクアセスメント等の進め方と,その上で個人ばく露測定をどう活用するか」という視点から書かれており,「リスクアセスメント等のガイドライン」に相当するものです。具体的には,「個人ばく露測定」を広義にとらえ,「事前の作業場の調査」,「リスクの評価」「リスク低減措置の実施」などの全体を含むものとしており,「リスクの評価」では「測定」を行うことができますが,測定を行わない選択肢もあります。従って,この行為全体を「リスクアセスメント等」と言い換えることができます。このように,本ガイドラインは,労働安全衛生法の改正に伴うリスクアセスメントの義務化にあたり,その進め方全般に関して大いに参考になるものですので,是非ご活用をお願いします。
- このガイドラインでは「統括管理者」を,「個人ばく露測定(広義)」全体に目を配ってリードし,自ら必要な部分を実施する者としています(統括管理者の補助者は別途いてもよい)。これは,「リスクアセスメント等の実施責任者」に相当するものです。「統括」と言う言葉は事業場の業務監督者のような印象を与えるかもしれませんが,本来の意味は,ある1件のリスクアセスメント・マネジメントを,(個人ばく露測定を意識しながら,ただし測定は行わなくても良い)中核となって推進していく者のことです。「統括管理者」を適切にご理解いただくようお願いします。
問い合わせ先
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